女性向けシェアハウス「かぼちゃの馬車」への不正融資が発覚し、問題となっているスルガ銀行。
日産や東芝などでも組織的不正が行われていて、国内の大手企業でも次々に発覚していますね。
今回、問題となってるスルガ銀行の代表取締役はどのような方なのでしょうか?
気になったので経歴や学歴を調べてみました。
岡野光喜(スルガ銀行代表)の経歴や学歴は?
早速、スルガ銀行代表のプロフィールをチェック!
- 名 前:岡野光喜(おかのみつよし)
- 生年月日:1945年2月5日
- 年 齡:73歳(2018年5月現在)
- 出身地:静岡県
- 学 歴:慶應義塾大学経済学部
- 職 業:スルガ銀行代表取締役会長兼CEO
岡野光喜さんは1967年に慶應義塾大学卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)へ入行しロンドン支店などで勤務。
1975年にスルガ銀行へ入行し、4年後の1979年には取締役に就任!
それからの経歴はコチラ。
- 1983年:専務取締役
- 1985年: 代表取締役頭取
- 1998年:代表取締役社長
- 2000年:代表取締役社長兼CEO
- 2016年:代表取締役会長兼CEO
これを見るとかなりトントン拍子で出世していってますね。
また2013年からの役員報酬が2億円弱となっていることでも有名でした。
岡野代表は他にこのような肩書も持っています。
スルガ奨学財団・ベルナールビュフェ美術館・井上靖文学館 各理事長。
慶應義塾評議員、静岡県サッカー協会会長。
岡野光喜(スルガ銀行代表)家族や家系図が凄い!?
岡野光喜代表を検索すると「家族」や「家系図」のキーワードが出てきます。
家族も凄い方なのでしょうか?
実は岡野代表はスルガ銀行創業家の生まれです。
曾祖父の喜太郎が同行初代頭取を務め、父親の喜一郎氏は代三代頭取でした。
スルガ銀行元副社長の岡野喜之助は弟で、一家全員に「喜」という字がつくのですね。
スルガ銀行の不正とは何?
金融史上最悪の事件とも言われている「かぼちゃの馬車」融資問題。
一体何が問題となっているのでしょうか?
関わっているのが、スマートデイズという会社と不動産投資家(オーナー)です。
ポイントとなるのはサブリースというものが深く関わっています。
スマートデイズは、「頭金なしで投資ができ、30年間家賃収入を保証」を謳い文句に、会社員らをオーナーとして勧誘。
そのオーナーたちから、シェアハウスの建築から管理運営までを請け負うサブリースで業容を急拡大させてきた。
そのオーナーたちに、積極的に融資してきたのがスルガ銀行横浜東口支店だ。
簡単に説明すると、通常のアパートなどの不動産経営は、入居者を確保するのはアパート(オーナー)所有者の責任ですが、
スマートデイズ社は入居者の募集なども同社が行い、所有者であるオーナーには空き部屋があっても長期にわたる家賃の支払い保証をしていました。
この美味しそうな好条件に700名のオーナーの大半がスルガ銀行から融資を受けて、一棟数千~億円の不動産を購入。
しかし、2017年10月に入居者低迷から水道高熱費の支払いが滞ったことで、本来オーナーへ支払われる家賃が減額。
3ヶ月後の2018年1月には完全に家賃支払いがストップするという事態に!
そして4月にはスマートデイズ社は民事再生法を申請。
これにより、大半のオーナーがスルガ銀行から融資されたお金の返済が不可能となり、弁護団が設立されました。
億単位の借金を抱えるオーナーが続出して自己破産や最悪の結末をとった方もいます。
一見、スルガ銀行がスマートデイズに騙されたようにも感じますが、実はスルガ銀行が融資を受ける人の通帳を改ざんしたり年収を水増しする不正に関わっていたり認識していた可能性が浮上。
さらにスルガ銀行から提出された59人分の資料の内57人の融資する際の審査資料に不正が見つかっています。
大半のオーナーに融資を行っていたスルガ銀行は数十人の行員が改ざんを把握していた可能性があるとしていますが、被害弁護団はスルガ銀行側がこれまでに開示したオーナー59人の審査資料のうち、2人を除く57人の預金残高が改ざんされていたことを明らかにしました。
少なくとも8人については、確定申告書や源泉徴収票も改ざんされていたということです。
また、改ざんされた資料のうち、40人分については、「原本で確認した」とするスルガ銀行の複数の行員の署名が記入されていたということです。
オーナーはあわせておよそ700人に上りますが、被害弁護団は不正な融資が組織的に行われていた可能性があると主張しています。
この事件で、スルガ銀行とスマートデイズ社の結託が認められればかなり重い処分が下り、経営破綻もありえるとのこと。
事件全容を解明すると共にまずは、被害者であるオーナー救済も急務ですね!
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